尋常性乾癬は皮膚の生まれ変わり(ターンオーバー)の速度が速くなり
古い皮膚の細胞が落屑となって剝がれてきます。
頭皮や擦れやすい肘や膝、臀部に赤みを伴った鱗屑が出てきます。
乾癬の原因ははっきりわかっていませんがうつる疾患ではありません。
尋常性乾癬の治療の基本はステロイド軟膏やビタミンD3軟膏外用塗布や
エキシマライトでの光線療法がスタンダードですが
近年新しい治療が多く開発され生物学的製剤の注射や新しい内服薬が承認され副作用も従来のものより少なく劇的に進化してきました。
尋常性乾癬には以前からのオテズラ錠(PDE4阻害剤)に加え
近年、世界初の経口TYK2阻害薬のソーティクツ錠が開発され治療効果が上がってきました。
(*ソーティクツ錠は日本皮膚科学会からの使用許可が必要ですが当医院は乾癬分子標的薬承認を取得済みで処方可能です)
炎症性のサイトカインを抑える生物学的製剤の注射、ビンゼレックス、コセンティクスも有効性が期待できます。
尋常性乾癬の治療の選択肢が広がっています。是非ご相談ください。